「自分の軸として「スポーツを通して社会課題を解決する」とか「スポーツの抱える課題を解決していく」というのがあるので、その自分の軸とスポーツタウン構想はすごくマッチしているなと思っています。それを推進しながら、自分の軸に対してもこれから答えを出して行きたいなと思います」
(DeNA 田上悦史)
2017年は、横浜DeNAベイスターズにとって19年ぶりの日本シリーズ進出を達成するなど飛躍の一年となりました。しかし、DeNAが注目を集めているのは成績だけではありません。「横浜スポーツタウン構想」の発表に始まり、その中核施設である『THE BAYS』をオープンするなど、ベイスターズは街づくりという視点から球界、ひいてはスポーツ産業に新たな風を吹かせています。
田上悦史さんは球団・ベイスターズの親会社であるDeNA本社のスポーツ事業本部社員。こうしたプロジェクトを動かしている担当者の一人です。
田上さんのキャリア形成は、常に自分を冷静に分析し、足りない部分を補うために何ができるかを考えてきた足跡がはっきりと伺えます。そのストイックな姿勢から我々が学べるところも多いのではないでしょうか。今回は、田上さんがどのように人生の選択を行なってきたのかを中心にお話を伺いました。