「僕は好奇心旺盛な人間なので、クラブの仕事をしながらも元々ネタだけはすごく仕込んでたんです。こういうことやりたいなというのは100個ぐらい持っていて、少しずつ投下して行ったら数字が出たという感じです」
(セレッソ大阪広報:片倉庄一)
サッカーの日本代表にも名を連ねる柿谷曜一朗選手が、バスケットボールのBリーグ・大阪エヴェッサに電撃移籍というニュースが、2018年のエイプリルフールに話題になりました。また、水着ギャルのポスターを起用し、スタジアムに水着ギャル100人を集めるなどの前代未聞の企画を実施するなど、セレッソ大阪の広報戦略は非常に興味深いものが多いです。そして、こういった動きには、“仕掛け人”の存在があります。それが、クラブ広報を勤める片倉庄一さん。
片倉さんは、サッカー経験者でも、スポーツ業界経験者でもありません。数字と結果が求められた前職リクルートを経て、面白そうだと飛び込んだのがセレッソ大阪の営業の仕事でした。セレッソで営業だけでなく、様々な業務を取り組む中で出会ったのが広報の職。
片倉さんの“どう他者を圧倒するか、どう1人の人間として魅力的にみせるか”という考え方は、スポーツ業界で働くことだけにとどまらず様々な場面で役立ちます。スポーツ業界に飛び込んだ経緯から、どういう人材と共に働きたいかということを語っていただきました。